イタンジン(ITANZINE)

不動産テックを
推進するチームのWebマガジン

【IT 重説徹底解説マニュアル】 IT 重説のメリット・デメリットとは?生じる問題の解決法まで丸ごと理解!

OGPImage_IT重説1_v1近年注目されているオンラインでの重要事項説明、通称 IT重説。そもそも IT 重説とはなんなのか。どのようなメリット、デメリットがあるのか。そういった疑問をこちらの記事で一気に解決することができます。

なお、本記事は国土交通省による「賃貸取引に係るITを活用した重要事項説明 実施マニュアル」をもとに、主要な情報をまとめたものです。

本記事の続編である
IT 重説徹底解説マニュアル② 国土交通省が示す IT 重説のポイントとは?
IT 重説徹底解説マニュアル③ 営業支援ツール「ノマドクラウド」でもっと手軽に IT 重説!
もぜひ併せてご覧ください!

<目次>
1、IT重説とは?
2、IT重説のメリット・デメリット
3、デメリットの解消方法

IT重説とは?

そもそもIT重説とはどういったものなのか、というところから改めておさらいしましょう。

IT重説とは、Web会議ツールなどを使用してオンラインで行なう重要事項説明のことです。パソコンやタブレットなどの機器を介して、対面と同様に相手が説明を受けたり質問をしたりする環境が整っている必要があります。対面の重要事項説明と同等の効力をもたせるために、4つの要件が定められています。(この4つの必須事項は後ほどご紹介しますが、これらを満たせばすべての宅建業者・取引士がIT重説を行なうことができます。

*IT重説が認められているのは、2021年2月時点で賃貸契約のみです!(売買は2021年1月現在、社会実験中)

IT重説のメリット・デメリット

IT重説は手軽で便利に思えますが、なぜ普及率が伸び悩んでいるのでしょうか? メリット・デメリットを書き出してみます。

【メリット】
・遠方の顧客など来店が難しい場合にも、契約者本人に重説を実施できる
・重説を実施する日程の選択肢が広がる
・お客様の来店の分散が可能となり、ウィズコロナでの営業にマッチする
・コストを抑えられる
・お客様へ伝えた内容、対応を比較的容易に記録に残すことができる



来店の分散についての成功例では、時間のかかる重要事項説明はオンラインで済ませカギの受け渡しなどの短時間の来店を平日に設定することで、可能なかぎり土日の席数を確保し、コロナで制限せざるを得ない来店数を最大限稼働できるように工夫したケースがあります。

反対にデメリットはどうでしょうか。

【デメリット】
・オンライン接客の業務フローを確立するのが手間
・書類の仕分けや発送業務の手間・コストがかかる
・通信障害や機器の故障が起こりうる

宅建業法では、35条書面と37条書面は紙で交付することが義務づけられています。せっかく重要事項説明をオンラインで行えても、書類を事前に郵送する手間が発生するため、かえって面倒に感じる場合が多いというのが現状です。ただし、それは仲介会社側の都合ということを忘れてはなりません。IT重説はお客様側からしたらメリットしかありません。ウィズコロナ時代というだけでなく、多忙なお客様の需要に応えるためにも、IT重説を積極的に取り入れるほうがよいといえるでしょう。

では、上記に挙げられたデメリットを少しでも解決するために、今何ができるのでしょうか。

デメリットを解消するには

オンライン接客の業務フローを確立するのが手間

普段オンラインでの接客を行なっていない場合、突然IT重説と言われてもハードル高く感じるかもしれません。しかしなんということはなく、ZoomやSkype、テレビ電話などのツールを使って重要事項説明を行なえばよいだけです。新たに何かシステムを構築したり運用体制を見直したりする必要はありません。

また、イタンジの追客支援ツール『ノマドクラウド』にはビデオ通話機能がついており、ボタン一つでビデオ通話をセッティングすることができるため、日頃のやりとりの延長で簡単にオンライン接客へと移行できます。この際、お客様に別途アプリなどをDLしていただく必要はないため、お客様に負担をかけることもありません。(なお、ノマドクラウドを用いたIT重説のやり方はIT重説徹底解説マニュアル③で詳しくご紹介しています。)

書類の仕分けや発送業務の手間・コストがかかる

前述の通り、これはIT重説の大きな障壁に違いありません。ですが、書面の交付方法については現在法改正が本格的に検討されており、データでの交付が可能になる見通しです。そうなれば接客から契約まで、完全オンライン化が実現します。他社も一斉にIT重説導入に乗り出してくることが予想されるため、早めにIT重説ができる体制を整えておくと他社と差別化ができるでしょう。

通信障害や機器の故障が起こりうる

この可能性をゼロにすることはできませんが、安定したWiFiの供給や予備PCの確保などを心がけていれば、こうしたエラーは極限まで減らすことができるでしょう。

IT重説本格運用に備えて

IT重説は一見導入が面倒そうですが、ITを活用することによって時間・費用コストを削減できたり、顧客の幅が広がったり、業務効率を上げたりと多くのメリットがあります。コロナによる社会ニーズの変化によりIT重説の法改正は早まるかもしれません。メリット・デメリットをよく理解し、IT重説導入を検討してみてはいかがでしょうか。

続く②では IT 重説に関する国土交通省の発表についてわかりやすくお伝えします!

【参考資料】
ITを活用した建築士法に基づく 設計受託契約等に係る重要事項説明 実施マニュアル
賃貸取引に係るITを活用した重要事項説明 実施マニュアル

今回の記事で紹介したサービス

メルマガ定期購読の登録はこちら

イタンジンの新着記事を毎週お届けします

SNSで情報を受け取る

イタンジ株式会社の最新情報をお届けします