イタンジン(ITANZINE)

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2020-08-11

不動産業者間サイト「ITANDI BB」×VRクラウドソフト「スペースリー」提携の狙いと不動産DXの現在

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イタンジの不動産会社向け専門サイト『ITANDI BB(イタンジビービー)』と、スペースリーのVRクラウドソフト『スペースリー』がシステム連携。スペースリーで撮影した賃貸物件のVRコンテンツが、ITANDI BBに掲載できるようになりました。

本稿では業者間賃貸サイトにVRコンテンツを取り入れるメリットと、不動産DXの現況についてご紹介します。

VR化で物件情報をリッチコンテンツ化

提携のきっかけとなったのは、ITANDI BBとスペースリーの両サービスをご利用いただいているお客様からのご要望でした。その背景には、コロナ感染者数が増えている中で、非対面での接客のニーズが高まっているという現実があります。

ある仲介会社さまの話によると、5月・6月の仲介案件で非対面型接客を希望するお客様は45%に及び、昨年度のおよそ10%と比べて大きく上昇しました。また、別の大手仲介会社さまによると、オンラインでの内見代行の提案を実質必須化したことで、来店反響率が80〜90%にまで上昇したそうです。しかし、内見代行には当然人的コストがかかります。そこで、物件の目星をつけるにあたって有効だと考えられるVR内見に改めて期待が寄せられています。

これまでもエンドユーザー向けの不動産情報サイトにはすでにVRコンテンツが多く導入され、消費者の購買欲求につなげられてきましたが、業者間サイトに導入するのは今回が初の事例です。

20200730リリース イタンジとスペースリー連携1-1

これまで紙とテキストベースだったご提案時に、VRコンテンツを活用できるようになります。ある利用者さまのお話によると「問合せをもらった物件でなくとも、一押しの物件をVRで紹介することで反響率が15%上がった」という前例も。特に管理兼仲介会社にとっては、内見案内のコストが下がることも考えられ、結果的に空室期間が短くなるというメリットも期待できます。

ウィズコロナを生き抜くために

不非対面型接客の需要が高まっているのに対し、不動産業界におけるテレワークに対する意識はまだまだあまり高くない傾向にあるようです。意外にもテレワークの弊害となっているのはお客様対応ではなく、郵送物や印鑑の受け取りなどバックオフィス系の仕事だということがわかってきています。ですから、今後は電子契約への注目度もますます高まっていくでしょう。

ウィズコロナが常態化してきて、対症療法的なやり方ではなく抜本的に変わっていかなくてはならないという危機意識は、業界全体で高まってきていると感じます。実際、これまで進んでオンライン化をしてこなかったような中規模の不動産会社からの引き合いが増え、申込受付くん(イタンジのオンライン申込サービス)の導入件数にいたっては従来の倍以上になっています。話を聞いてみると「まわりが導入しているから自社もやらないといけないと思った」というのが主な動機のようです。

申込受付くんは管理会社さまが導入し仲介会社さまが利用する、という形をとりますが、サポートをさせていただく中で感じる課題点は、仲介会社さまが利用に前向きでないケースがあるということです。なぜ前向きではないかというと、「お客様が紙で申し込みをしたがっている」という考えがあるようなのです。ですが、イタンジが借主さまにアンケートをとると、8割のお客様が「WEBでの申込を希望する」と答えています。この認識の乖離については、時間をかけて解決していく必要があると思われます。

ウィズコロナを背景に、期せずして不動産DXが急速に進み始めたという印象です。今後ともぜひ、スペースリーとの提携でパワーアップしたITANDI BBにご注目ください。

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