イタンジン(ITANZINE)

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2020-07-07

申込受付くんと保証会社との連携実績100社以上を実現! イタンジ岩下和敬が語る舞台裏

岩下さんカバー

イタンジが提供する入居申込のWeb受付システム「申込受付くん」の特徴の一つとして、主要な保証会社と連携しているため入居申込の情報をワンクリックで審査にまわすことができる利便性が挙げられます。現在、連携している保証会社数は58社で、自社保証を含めると実に100社以上! シェア率でいうとおよそ80%に及びます。 しかしここまでの道のりは決して簡単なものではありませんでした。

今回は保証会社との連携を牽引したITANDI BBカスタマーサクセスの岩下 和敬(いわした かずたか)氏に、その舞台裏を語ってもらいます。

保証会社との連携プロジェクト、3つの大きな障壁とは

− 申込受付くんと保証会社の連携を始めたのはいつからですか?

「2018年の2月頃からです。最初は超大手である3社に同時進行でアプローチしました。各社の基幹システムと連携を取れる形を想定していましたが3社すべてから『それは難しい』と回答され、ひとまずは『申込受付くんから出力するフォーマットを受理してもらう』よう取り付けました」

− 現在は基幹システムと連携できている保証会社様もありますよね。

「今は10社程度が基幹システムとつなげてくださっています。結果もオンラインで返しているところもあります。またFAX不要という観点でカウントすると、申込受付くんの画面で受理してくださる保証会社を含めて30社に及びます」

− 導入を進めていく中で苦労した点を教えてください。

「大きく3つの障壁がありました。まずは個人情報の取り扱いについてですね。保証会社に審査を依頼すると、保証会社は申込者の情報を信用情報機関に照会します。それにあたって、必ず本人確認をとらなくてはなりません。従来であれば紙の申込用紙に署名してもらっていましたが、それを別の方法で行なう必要がありました。結果的には、保証会社数社と相談の上、合意のとれる方法にたどりつきました。

次に、必要項目の洗い出しが大変でした。保証会社ごとにフォーマットがあったり、はたまた管理会社側のフォーマットが使用されていたりと共通されていなかったのです。そこで、本当に必要な項目は何か洗い出して、一つの汎用性のあるマスターテンプレートを作りました。

そこにも通じるのですが、もっとも大変だったのは保証会社ごとの各種プランをこちらで把握して、管理会社(もしくは仲介会社)側が正しく選べるようにUI(説明文などを含む)を作り込むことです。というのも、保証会社に審査を依頼する際は、管理会社(もしくは仲介会社)が正しくプランを選んで申請を出さなくてはいけません。ところが、紙ベースでやりとりしていたときに用紙の見た目で区別をつけていたために、WEB上で行なうとなったら正しくプランを選べないという現象が起きてしまったのです。なので、“こういう要件の人はこのプランは選べません” などの注釈をつけるなど、説明文の作り込みを行ないました」

win-winを実現しながら、業界全体で明るい未来へ

− 現在連携している保証会社は58社、自社保証を含めると100社以上ということですが、これはどのくらいのシェアなのですか?

「およそ8割です。初めはなかなか数が増えなかったのですが、管理会社への申込受付くんの導入数が増えていくに従い、保証会社側にもの連携のメリットが増えていき、導入社数が一気に増えました」

− 前例のないことを推し進めたと思うのですが、ここまでのシェアを取れた理由はなんだと考えていますか。

「一番大きいのは申込受付くんの管理会社側の契約数、そして早期に動いたことも一因だと思います。申込受付くんのシェア拡大によってうまく保証会社側の『やらなきゃ』という思惑を引き出せました。当然ながら、管理会社がやらないことには保証会社はやりたがらないので」

− 管理会社側にとっては、受け付けた申込情報をワンクリックで保証会社に送れるわけですから、この点に関してかなり手間が削減されますよね。保証会社側にも連携のメリットはあるのでしょうか?

「まず一つは、これまでのFAX文化から脱却することによって『読みにくい』『読めない』という抜本的な問題が起きなくなります。よって差し戻しのタイムロスもなくなりますし、差し戻しの際に起きていた『原本をもっている仲介会社にさらに差し戻す』という面倒も起きなくなります。速やかに正確な情報を手に入れられる点が大きなメリットだというお声をいただいています。

また、システム連携をしている会社に関しては、基幹システムへの入力も不要ですからさらに工数は減ります。これによりデータ入力の作業をなくせたり、そもそもデータを自動処理して審査結果をオートマチックに出したりしている例もあります。ここまで活用してくださっている保証会社は、もはや管理会社側に申込受付くんの導入を勧めてくださるほどです。みなさんに便利なツールを使っていただき、win-winの形で業務効率化を実現していただけているということが非常に嬉しいですね」

− 今後はどのような挑戦・展開を考えていますか。

「今はまだ法律上不可能ですが、将来的には審査が通ったあとの本契約を電子化することを視野に入れています。せっかく審査のための情報があるのに、現在は複写式の申込用紙に手書きしていただかなくてはいけないので、もどかしいですね。今のうちは粛々と準備を進め、あとは法改正を待つのみという状態までもっていきます。また、更新退去くんも保証会社にはメリットの大きなサービスだと思うので、連携をしていければと考えています」

 

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