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実は不動産会社と相性がよい!? LAKIA不動産様に聞く、TikTok運用のメリットと具体的な方法

大阪府天王寺・あべのを中心に不動産仲介を営むLAKIA不動産様は、不動産仲介会社におけるTikTok運用のパイオニアとも呼べる存在。軽妙な語り口とテンポのよい動画が多くのユーザーに愛され、TikTok運用を始めて半年で反響月100件、来店10〜20件を実現されています。今回は取締役の山本智規様にお時間を頂戴し、このように大きな成果をあげることができている秘訣やノウハウについて教えていただきました。

※本記事はイタンジYouTubeチャンネルにて公開したインタビュー動画を再編集したものです。

不動産会社にとっての、TikTokの魅力

ー なぜTikTokでの発信を行おうと思ったのですか?

「以前まではポータルサイトに頼った反響獲得をしていたのですが、それではどうしても広告費がかさんでしまっていました。そのため最近では広告費削減のためにポータルサイト以外からの反響獲得を目指す仲介会社が増えています。特にTikTokは近年ユーザー数が増えており、注目度が高まっているため目をつけました。この動画という形は内見案内と非常に相性がよく、不動産仲介会社の利用は効果的だと感じています」

ー 他の動画メディアは検討されなかったのでしょうか。

「動画メディアへの参入を検討するときの最大の課題・懸念は、動画作成の手間とそもそも閲覧されないことだと感じています。TikTokはフォロワー以外にも動画が届けられるため、ユーザーの目に触れる機会が他のメディアより多いということと、動画編集がらくであるという点で採用しています」

TikTokで内見案内ふうの動画を撮影・編集するポイント

ー 撮影する際に気をつけているポイントを教えてください。

「3点あり、
・物件の中を見て物件の訴求ポイントを把握し、撮影の段取りを決める
・実際に内覧に来ているような臨場感を出すため、エントランスから撮影
・なるべくお部屋全体を写す
です。短い動画の中で部屋のよさが最大限伝わるように意識しています。また2人1組で撮影するため、物件を見ながら事前にどういった部分を撮影するかを擦り合わせていくことも重要です」

ー 編集のポイントはありますか?

「こちらも大きく3点あり、
・撮影した素材をつなげて各カットにトランジション(カットとカットをつなぐときの切り替え効果)を入れていく
・アニメーションやテキストを追加
・アフレコで音声を入れる
といったことですね。より親しみをもって見ていただけるように、砕けた口調のアフレコやテキストを入れています。TikTokは編集を簡単に行えるのでとても便利です」

成功に近づくための運用体制とは

ー 運用体制についても教えていただけますか?

「全員が同じことをできるようにしています。店舗で手の空いているスタッフが誰でも行けるようにするためです。積極的に動画を配信していくためにも、誰もが同じような水準で動画を撮影できるようにポイントを共有しています」

ー ズバリ、TikTok運用を成功させる秘訣とは何でしょうか。

「まずは始めること、そして継続することですね。撮影の仕方などでこだわるのは、その次の段階だと思います。初めにフォロワー数が伸びなくても、諦めずに続けていくことこそが、反響の取れるTikTok運用成功への近道だと思います」