導入事例

お客様ファーストでIT化を推進し、内見予約くんと申込受付くんを導入! 株式会社富士建設工業新宿支店様

自社管理物件のリーシング・仲介業務を行なう株式会社富士建設工業様。所沢市内の物件を所沢本社で、市外の物件を新宿支店で管轄されています。今回は2019年10月に内見予約くん、11月に申込受付くんを導入してくださった新宿支店へ伺い、古月様と浅沼様にお話を伺いました。

内見、申込のオンライン化でコロナに対応

− 弊社サービスを導入してくださった背景を教えてください。

「今に始まったことではないのですが、不動産賃貸業界の管理関係はなかなかIT化が進まず、課題に感じていました。弊社ではアナログから脱却すべく、リーシング業務では動画を使ったり、Theta(360度カメラ)を使ったり、セルフ内覧を用意したりとそれぞれ準備を進めていたのですが、申し込みの部分のIT化が遅れをとっていました。そこで御社のリリースを拝見し、問合せをしたのがきっかけです」

− 導入の効果はどれほどでしたか?

「これまでの申し込みの処理に1時間かかっていたとしたら、10分程度まで削減できたと思います。一番恩恵を感じる点は、紙での申込では空欄や不備が散見されていましたが、Webでは必須項目を入力するまで先に進めないので、確認の手間がなくなったことです。また、保証会社への審査移行もWeb上でできるため、申込内容が保証会社に届いていないといった不備が少なくなりました。

そのほか、

  • 内見予約くんを利用することで、仲介会社様に鍵の所在を伝える手間が省ける
  • メッセージ機能で受電件数を削減できる
  • Web上で申込〜審査まで完結できるため、遠方のユーザーでもスムーズに手続きができる
  • 担当者ごとの申込案件を閲覧できるため、進捗が把握できる

といったメリットを感じています」

− 導入時に社内・社外において障壁はありませんでしたか。

「まず社内において、若い人材が多いこともあって切り替えはスムーズでした。実際はスタイルを変えることに抵抗を感じる人はいたと思うのですが、使いやすいか使いづらいかはやってみないとわからないところがあるので、課題点が浮上してきたら都度対応していこうと柔軟に考えるようにしていました。

社外においても、イタンジのサービスは仲介会社様の中で知名度が高く、おおむね問題はありませんでした。時折外国人を主とする仲介会社様などから『操作がわからない』と問合せをもらうことがありましたが、少数です。やるのであれば思い切って取り組もうと推進していたので、申込用紙がFAXで送られてきた際はWebからやり直していただくようお願いするくらい、徹底して導入しました」

− 非常にスムーズに導入していただいた印象をもっておりました。仲介会社様側の操作説明動画などを現在準備中でして、管理会社様にお問い合わせが直接いかないよう対策を進めていますのでご期待ください。導入後、予期せぬコロナショックもありましたがその際はいかがでしたか。

「リモート勤務になった際に、自宅からでも状況をすぐ把握できたので助かりました。また、仲介会社様とのメッセージ機能も大変活用させていただきました。2月の段階で入居率は99.5%ほどあり、新規のお問い合わせ数も少し下がった程度で大きな変動はなかったのですが、それらも非常事態下でこなすことができたのは大きな収穫でした」

挑戦を恐れずパイオニアに

− 御社はIT化に非常に積極的に取り組まれていますよね。セルフ内見もかなり早くから始めていらっしゃいました。

「3年ほど前からセルフ内見を始め、現在は95%くらいがセルフ内見です。イタンジのスマートロックを活用したセルフ内見にも期待しているのですが、鍵の取り付け作業自体がアナログという課題をはらんでいるので、今後どのように進化していくか注目しています」

− この先不動産業界がどのように進展していくことを期待されますか?

「まだ法的に整備されていませんが、電子契約が実現しタブレットで完結するようになったら嬉しいですね。不動産業務は多岐にわたるので、お客様の利便性も含めてよりよい方向に進んでいってほしいです。ここ新宿支店は少数精鋭で、新しいことに挑戦しやすい環境です。私たちもいわば “実験台” になるようなマインドで、失敗を恐れずどんどん挑戦していきたいと思っています」

−ありがとうございました!